夜泣き2

 

適切な幼児教育は後の
人間形成において大変重
要であると考えています
が注意していただきたい
ことがあります。
幼児教育は完璧な育児や
教育を推奨するものでは
ないということです。


 ・愛情が第一を忘れない
 ・他の子どもと比較をしない
 ・完璧主義にならない
 ・結果を期待しすぎない
 ・ゆったりとした心を持つ
 子どもへの過剰な期待は
 親子共に大きなストレス
 になる可能性があります。
 ゆったりと構え、少しくら
 い上手くいかなくても
 「まぁ、いっか。」
 位に考えられることが幼
 児教育を続けられるポイ
 ントになります。 

夜泣き   T.O.E.メソッド理論編



赤ちゃんが夜間に泣くのは授乳のリズムに従った生理的な泣きが一番多いように思います。

大抵はおっぱいで泣き止みます。3時間おきの授乳というと夜中は大変なように聞こえますが、大体深夜12時頃に授乳してお母様も一緒に添い寝、3時頃に泣きますが添い寝のままお乳を含ませれば左右10分以内に飲み終わってそのままスヤスヤ眠ってくれます。

次の授乳はもう朝6時頃ですから、お母様も充分に睡眠を取ることが可能です。
このリズムが完成してしまえば、通常はもう夜泣きに悩まされる事はなくなります。

乳幼児が夜間にお母さんのお乳を求めて泣く、というのは「生物としてのヒト」の当たり前の本能ではないか?と思います。
ですから夜泣き対策の究極の形は

・夜間の就寝はお母さんと同じ布団での沿い寝を基本とする
・2歳頃までは離乳食よりも母乳を主食として育てる
・3歳まで授乳を続ける

え?どこの育児書にもそんな事は書いていませんか?
2歳まで離乳食よりも母乳だなんておかしいんじゃないの?と思われましたか。
(それとも、ははぁ〜ん。例の○○式かな?と思い当たるところがありましたか)
しかし上記は私が二人の子どもに実践した事柄です。
母乳育児と離乳食に関しては第5章の「「体」を育てる」でお話しましょう。

授乳すればすぐに眠るのはお腹が空いただけの正常な欲求で夜泣きではない、と一般には言われています。
しかし、我が子達で新生児期から3歳過ぎまで月齢ごとに何度も検証してみましたが、とっくに幼児食に切り替えている2歳児でも、3歳児でも、夜間にまったく同じ泣き方をするのです。

時間は大体決まって睡眠時間のちょうど半分くらいの時間帯です。
おっぱいを飲ませればすぐに穏やかになり朝までぐっすり眠りますが、飲ませなければ寝かしつけても30分や1時間ですぐにまた同じ泣き方が始まります。夕飯はしっかりと食べていますから空腹が原因のハズはありません。

私は夜泣きとは、本来3歳頃まで授乳を必要とするヒトの子どもが自然の法則に逆らって乳を取りあげられた結果の歪みから生じている、と感じてならないのです。

バリやボツワナ、ヒマラヤ山脈付近には「夜泣きのない社会」が存在します。
そこでは赤ちゃんはほぼ24時間抱っこ紐で抱かれて母親に密着して育ちます。お乳の泣くたびごとに頻回に飲ませます。このような社会では「夜泣き」で悩む母親はおらず、逆に欧米型の生活習慣が普及した地域ほど大変多くの両親が赤ちゃんの謎の大泣きに悩まされているのです。

さて、ですからミルクに切り替えていたり離乳食を始めていたり、添い寝の出来ないベッドに寝かせていたりする現在の育児常識では夜泣きが始まるのは当然のことで、対策は難しくなってきます。

大切なのは夜泣きの原因はお腹が空いたとかそんな表層の理由ではなく「親が確実に自分を守っている」という絶対的な安心感を求める本能の為す行為であるという事です。
赤ちゃんは無力な存在だと思われがちですが、生後間もない赤ちゃんでもよく見ると目に知性の光を感じます。しかし夜泣き状態の時にはそれが微塵も感じられません。

大脳新皮質ではない、もっともっと根源的欲求を司る脳の部位が働いているのだろうな、と感じます。
「ママはここにいるよ!あなたの側にいるよ!」と確実に伝える最も的確な方法は、赤ちゃんにとってママの乳首が特別なものとなるよう意識の深層に刷り込む事でしょう。(母乳育児の場合はこの刷り込みは当たり前に苦もなく行われます。)

夜泣き時は、理性は眠ったままの状態であるように思われます。
ママの姿が見えていても声が聞こえていてもまるで赤ちゃんには届かないかのようです。しかし確実にママを認識出来る舌と唇の記憶が母親の乳首を確認すると途端に穏やかになるものです。

ミルクで育てていたり、すでに断乳したりしているならば、この「原始的欲求に絶対的な安心感を認識させるお約束の手段」を見つけねばなりません。「ママのおっぱいが特別なものである」という刷り込みがなされていない赤ちゃんですと、すでに断乳しているお母さんがいくらお乳を含ませても一向に夜泣きは収まらないからです。

よくあるのが乳首の代わりになる決まったアイテムを作る事です。形状が似ていれば何でも良いわけではありません。
赤ちゃんの舌の記憶は非常に繊細で夜泣きの時に母親以外の女性が乳首を含ませると、一瞬「おや?」といった感じで静かになるものの、直後には「ちが〜う!!ママじゃない〜!!」というかのように一層激しく泣き出すものです。

このアイテムになりやすいのは「おしゃぶり」「お気に入りのシーツ・タオルケット」「服・ケープ・カーディガン」「ぬいぐるみ」などでしょうか。いずれも柔らかくてしゃぶれるものという共通点があります。おしゃぶりやタオルケットなら何でもいい、というワケではなく、特定の決まった品が「母親が側にいる証拠」となるような意識への刷り込みが必要です。

ただ、この方法ですとお子さんが後々かなり大きくなってもその品物を大切にし続けて、それがないと眠れない・・・というような状況を生む場合があります。
もちろん小1くらいになればきちんと話し合って納得の上で処分する事も出来るようになりますが、幼いウチに親が一方的に「もう汚いから捨てるよ!」という接し方は心に傷を残す場合もあるのでアフターフォローにご注意下さい。

何かをしゃぶらせるクセをつけたくなければ、体全体への軽い圧迫刺激が有効です。
特に頭や背中は効果が高いようです。お母さんに抱きしめられている感覚、もしくは子宮内での記憶に似ているのでしょうか。
縦抱きでも横抱きでも構いませんが、その時になるべく赤ちゃんの体全体を親の胸や腕全体ですっぽりくるんであげるような抱き方をします。

そして頭を軽く手の平や二の腕などを使って押さえてあげるようにします。
まだ0歳代前半の場合にはバスタオルやアフガンでくるんであげるのが大変効果的です。
ハーヴェイ・カープの「赤ちゃんがピタリ泣き止む魔法のスイッチ」という著書で「おくるみの方法」が有名になり、スワドリング(おくるみ)用の専用商品が4000〜6000円で販売されていますが、私に言わせれば「家にあるバスタオルで充分!」です。

くるみ方も「ぴったりくるんで、ほどけない工夫」が施されていますが、そんなところに気を使わなくてもくるんだ後に抱っこしてあげれば問題ないのです。

スワドリング専用の商品や巻き方はくるんだ後に赤ちゃんを一人で放置する事を前提にしていますから、「ほどけないように」「腕はしっかり伸ばして」「両腕は体に密着させて」と細かいコツを気にしなければなりませんが、くるんだ後に抱っこする事を前提にしているならばこの辺りは非常におおらかで構わないのです。





1・脳とシナプスの成長 2・脳とシナプスの成長2 3・臨界期(クリティカル・ピリオド)
4・臨界期(クリティカル・ピリオド)2 5・潜在意識と顕在意識 6・ヒトという生物が歩む正しいみちすじ
7・各発達段階で心がけたい事と気をつけたい事 8・転動的推理(前概念的推理) 9・直観的思考
10・具体的操作の段階 11・月齢の目安が比較と不安を生む 12・夜泣き
13・夜泣き2


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T.O.E.ベビーパーク

横浜市都筑区の乳幼児教室で、講師は親身で多角的視野からのアドバイスに定評があり、全国に根強いファンを持つカリスマ教育ママ。

本当に親身になって相談にのってくれる大変素晴らしい方です。※管理人の声

所在地
横浜市都筑区中川中央1-34-9 YSビル2F


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