先を読む力

 

先を読む力           

もしも未来を見ることができるのなら、どんなことでも上手くいく方法を見つけることができるでしょう。
ビジネスや投資、スポーツなど、様々な分野で大きな成功を得ることができます。

ただ、ほとんど全ての人達は、未来を見ることはできません。
超能力をもっていない我々には、未来を見ることなど不可能です。


しかし、未来に起る物事を予測し、かなりの確率で的中できる力を持っている人達がいます。

複雑に絡み合う様々な関連情報から、未来に起こりえる物事を読み取る力を持っている人達です。

それは個別の内容によって最適な予測をするのに必要な時間がそれぞれによって異なりますので、専門的な経験や知識、センスを養う必要があります。


その道のプロは、先を読む高い能力を持っています。
持っていないと、プロとして成功できないと言えるでしょう。


スポーツ、例えばボクシングであればコンマ数秒先、相手よりも先に動きを読むことができれば勝つことができる確率は格段に高くなるでしょう。
相手の筋肉の動きや予備動作、瞳孔の動きやクセなどの様々な情報を瞬時に読み取り、相手の先の動作を予測できる能力がある人は勝てるチャンスが多くなります。


サッカーであれば、コンマ数秒〜秒単位で先を予測することで、相手との一瞬の駆け引きで勝つことができます。
仲間や相手の選手の能力や位置、戦術や動きなどから、チャンスが作れる位置や危険ポイントを先に判断し、行動をすることができます。


株や投資などであれば、国や世界の動向などを常に把握し、関連する企業や会社に関わる出来事から派生する影響を様々な方向から考え、どのように影響していくのかなどが分かるのなら、成功する確率は高くなるでしょう。
内容や状況によってリアルタイムから数年先まで読む力が必要になります。


ネットビジネスであれば、SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)、SEM(Search Engine Marketing:検索エンジンマーケティング)、LPO(Landing Page Optimization:ランディングページ最適化)など、凄まじいスピードで変化をするインターネット世界では、インターネットを利用する人たち(ネットユーザー)が、インターネットを通して何を求めているのかを把握し、この先にどのような変化をしていくのかを予想していくことで多くのチャンスを手に入れることができます。


求めている関連情報から、様々な情報を読み取り、未来を予測できるようになることができれば、様々な分野で活躍できる力を手にいれることができるのです。


現在の日本人は、目の前にある問題や、与えられた問題をこなす力は高いのですが、無の中から自分で何かを生み出したり、未来に起こる出来事などを予想したりする力は低いと見られています。

これは日本にはリーダーと成り得る人材が少ないと見られているいうことでもあります。


従来のように常に勉強を頑張って、脳機能を高めることは大切です。
パソコンに例えれば、CPUの処理能力が高い方がより優れていることは明確です。
複雑で難解な処理も素早く正確に行ってくれるからです。

しかし、パソコンや機械では未来を予想したり、無の中から何かを生み出すということはできません。
(※現在はある程度できるかもしれませんが。)

特出した能力があれば別ですが、どんなに頭が良く脳機能が高くても、パソコンのようにただ使われるだけの存在では、今後のグローバル社会の中で成功することは困難となるかもしれません。


先を予測する力は、小さな時期から身に付けられる力です。
※どんなことにも当てはまりますが、お子様の性格などによって大きな差が生じます。

今の日本の子ども達(幼児)に必要なことは、これからやるべきことを予測して、自分で行動ができるようになることです。
幼児期から少しづつ身に付けていくことで、自立を早め、たくましさが身に付きます。


気配りができる人は、周りの人の行動や思いを予測して行動ができる人です。
幼児期からお手伝いをしたり、人のお世話をしたりしていると、気配りができるようになってきます。


気配りができるということは、周りの大人から褒められることも多くなりますので、子どもにとっても大きな自信にもなります。


こういった幼児や子どもの時期から先を予測する習慣が身に付いた人は、時間軸を上手く利用して様々なことに対処できるようになります。


社会人になって、先を読む力が全くないと様々な場面で苦労をします。
多くの場合、行き当たりばったりでは、何事も上手くいかないからです。


命令されないと何も出来ない、何をやったらいいのか分からないでは大変です。

まずは幼児期にお手伝いの中で、先を予測する習慣を楽しく身に付けさせてあげてください。

楽しさが大切なので、できるだけ楽しい雰囲気でお手伝いができるようにしてください。



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