幼児教育の重要性

 

幼児教育の重要性

子育て・育児はとてもパワーのいる仕事ですが、子どもの接し方や考え方を少し考えてあげるだけでもすごく楽になったり、楽しくなったりします。
  
当サイトを訪れていただいた方達は、きっと幼児教育に対して多少なりとも関心のある方達だと思いますので、これを機会に幼児教育について更に関心を持っていただきたい思っています。

幼児教育は、幼児特有の能力や発達の正確なデータが不足していてるいか、少し軽視されている感があります。

(最近では国自体も幼児期の教育について研究や対策を実施し始めているようです。)

今では大脳生理学や脳科学の見地からも赤ちゃんから幼児期の発達において、どの時期にどこの部分(脳)が、どのような経緯で発達をするのかがかなり正確に分かってきているようです。

受動的な側面の強い赤ちゃんや幼児期では親の接し方一つで子どもの能力や性格にも大きな影響が出てしまうのでしっかりと考えていただきたいと思っています。


幼児教育についての勘違い(ただの詰め込み型知能教育)ではなく、毎日の生活の中にある親子の関わり合いや遊び(教育的な遊びも含む)などがとても大切ですので、幼児教育についてしっかりと学ぶことができたら子育て自体も本当に楽しいものになると思います。

まず皆さんが気になるのはやはりお子様の”頭が良くなること”ですよね。
”頭がいい”ということも見解は様々ですが・・。

他頁にも記載していますが、お子様の頭を良くする教育の前に考えてほしいことも沢山あります。

ただの頭でっかちの人間
(知識ばかりで体験の少ない教育は考え物です。)
にならないようにトータル的な教育を考えていって欲しいと思っています。
”頭が良くなる”にもしっかりとした人間性がなければ、全く意味をなさないことを理解していただきたいと思います。

幼児の能力

現在は幼児教室や幼児教材なども人気で、とても良く出来た教育システムも沢山あります。

幼児英語教材なども大変人気ですが、これは言語を覚える能力は幼児期が特出して高いからです。

皆さんも赤ちゃんや幼児期に日本語を勉強して覚えた訳ではありませんよね。
世界でも特に難しいと言われる日本語を3歳頃には基礎的な日本語を自然に話せるようになっています。

皆さんの中で、中学校・高校と6年間勉強して 英語を話せる人がどのくらいいるでしょう?
たぶん大半の方は英会話が難しいものと感じているのではないでしょうか?

大きくなってからでは英語を覚えることも本当に大変です。

でも赤ちゃんから幼児期初期には言語の壁がほとんどなく、環境さえ整っていればどんな言語であろうと自然に刷り込まれていくのです。

本当にすごいですよね。

幼児の能力は言語だけではありません。

知能や音感・運動など様々な分野でも驚異的な吸収能力があるのです。

現在、各分野の超一流の人達は幼児期からその分野の教育を受けている環境にある場合が大半を占めています。

かつて世界の天才十傑と呼ばれた人達も全て幼児教育を受けて育ちました。
遺伝的な才能よりも、生れ落ちてからの環境や教育などで才能が大きく育つという大きな裏付けになると思います。

子どもを天才にしたい!とまで考えている人は稀だとは思いますが、良い教育環境を整えてあげることであらゆる分野で基礎能力の高い人にすることが可能になるのです。

幼児の潜在的能力

現在では・IQ(Intelligence Quotient)知能指数、
・PQ(Potentiality Quotient)潜在能力指数、
・EQ(Emotional Quotient)心の知能指数
と呼ばれる3つの能力を重要視するようになりました。

特にこれからの時代、EQ(Emotional Quotient)をベースにしたPQ(潜在能力指数)が大変注目されてきています。

EQは自分と他人の心・感情を感じ取り、より良い状態にコントロールする力とされ、PQはものごとを解決する能力と考えられています。

ただ知識を詰め込む教育ではこれからの時代は とても通用しなくなってくるのです。

EQやPQはいったいどうすれば高められるのでしょうか?
 
読書や計算、人間関係・遊びなどにより 高めることができると言われていますが、幼児ではやはり遊び(楽しいこと)の中で自ら発見し、理解・解決していくことが特に重要になります。

幼児は1に楽しい遊び、2に楽しい遊び、3にも楽しい遊びなのです。
 
その楽しい遊びの中で教育的に有効なものを織り交ぜることによって大きく育てることができます。

その場の状況に合わせて臨機応変に対応できる能力は、五感を通して様々な経験によって培われます。
机に向かってただ勉学に励んでも、このEQやPQを高めることは難しいと言えます。

最近神経質な子どもが増えているようですが、細かいことに神経質になってしまうと、様々なことにチャレンジすることができなくなってしまいます。


PQ(Potentiality Quotient)では解決する力が求められていますが、幼児期から様々なことにチャレンジをしていると、初めてぶつかる様々な問題が出てきます。

その問題にぶつかった時、自らの力で考え・解決していくことがPQの能力を高めていきます。

幼少期では友達と感情がぶつかり合えばケンカになります。
自分の感情をコントロールしたり、相手の感情を読み取ろうとしたりしながら一生懸命解決策を立てたりしながらEQ・PQは成長していきます。

EQやPQは明確な定義がない分、やや批判的な声もあがることがありますが、体験によって大きく育てられるこの潜在的能力はこれからの時代にとても必要です。


親が口を出しすぎたり、細かいことでいつも注意をされていると、些細なことでも気になってしまうようになる傾向があります。


”何かに気づく”ことは大変良いことですが、些細なことを”気にする”ということは何かに向かっていく力を育てることが難しくなってしまいますので、親が細かいことに口を出さないことに注意を払って下さい。

”鈍感力”はある意味必要な能力の一つです。
特にトップに立つ人間には必要不可欠と考える人も少なくありません。

”鈍感力”は本当に鈍感なのではなく、”選択的鈍感”とも捉えることができます。

様々な経験の中で、気にしなくても良いことを直感的に判断していますので、余計な事に気を取られずに目標に向かって突き進むことができるのです。

私は些細なことを気にしないこの”鈍感力”もPQの範疇であると考えています。

大切なEQやPQを育てるために、様々な場所へ行き、体験・経験、そして色々な人達との触れ合いを通じてより豊かな人間性を養うようにしていきたいものです。



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