「子どもの体で考える」 はやし浩司先生の育児・教育指導
体重15キロの子どもがかん缶ジュース1本飲むということは、体重60キロの人が同じ缶ジュースを4本飲むのに等しい。
いくらおとなでも、缶ジュースを四本は飲めない。
飲めば飲んだで、腹の中がガボガボになってしまう。
しかし無頓着な人は、子どもに平気で缶ジュースを1本与えたりする。
ソフトクリームもそうだ。横からみると、子どもの顔よりも大きなソフトクリームを子どもに与えている人がいる。
それがいかに多い量かは、一度あなたの顔よりも大きなソフトクリームを特別に注文してみればよい。
そういうものを一方で子どもに与えておいて、「うちの子は小食で困ります」は、ない。
(ちなみに約半数の親が、子どもの小食で悩んでいる。好き嫌いがはげしい。食が少ない。ノロノロ食べるなど。)
私は職業がら、そういう親子を見ると、つい口を出したくなる。
先日もファミリーレストランで、アイスフロートのジュースを飲んでいる子ども(年長児)を見かけたので、にこやかに笑いながらだったが、「そんなにたくさん飲まないほうがいいよ」と声をかけてしまった。
が、それを聞いた母親はこう叫んだ。「いらんこと、言わんでください!」と。いらぬお節介というわけだ。
ほかにスナック菓子、かき氷しかり。
世界を歩いてみても、日本ほどお菓子の発達(?)した国は少ない。
もっとも味についていえば、アメリカ人のほうが、日本人よりはるかに甘党で、健康に害があるとかないとかいうことになれば、日本ではそれほど心配しなくてもよいのかもしれない。
しかし一時的に甘い食品(精製された白砂糖が多い食品)を大量に摂取すると、インスリンが大量に分泌され、それが脳間伝達物質であるセロトニンの分泌を促し、脳に変調をきたすことが知られている。
そしてそのため、脳の抑制命令が阻害され、子どもは突発的に興奮しやすくなったりするという。
もう30年ほど前に、アメリカで問題になったことだが、もしあなたの子どもが日常的に興奮しやすく、突発的に暴れたり、ヒステリー状態になることが目立つようだったら、一度砂糖断ちをしてみるとよい。
子どもによっては、たった1週間、砂糖断ちしただけで、別人のように静かになるということはよくある。
はやし浩司先生の育児・幼児教育コーナー3
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【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。