「ガツガツした子どもは生き残る」 はやし浩司先生の育児・教育指導
ガツガツすることに抵抗を感ずる人は多い。
しかし日本はそのガツガツすることによって、ここまでの経済大国になった。
もしここでガツガツすることをやめたら、日本はあっという間に、世界の大波にのみこまれてしまうだろう。
「スキあらば……」と日本をねらっている国はいくらでもある。
しかし日本の子どもたちを見る限り、日本の将来はお先真っ暗。
このままでは日本はアジアでもごくふつうの国、あるいはそれ以下になってしまう。
ロンドン大学名誉教授の故森嶋氏も、「2050年には本当に日本はダメになってしまう」と警告している。
……というのはマクロ的な見方だが、個人というミクロ単位でみても、同じことがいえる。
これからの日本や世界で生きていくことができる子どもは、ガツガツした子どもである。
ぬるま湯にどっぷりとつかり、のんきに過ごしている子どもには、未来はない。
言いかえると、どうすればそのガツガツした子どもを育てられるかということ。
それがこれからの子どもをどう育てるかのヒントになる。そこで……。
(1)子どもにはぜいたくをさせない……子育ては質素を旨とする。与えるもの、着せるもの、食べさせるもの、あらゆる面で質素にする。
中には「高価なものを買い与えることが、親の愛のあかし」と考えている人がいるが、これはとんでもない誤解である。
(2)子どもの言いなりにならない……結局は子どもの言いなりになってしまうという甘い環境が、子どもをドラ息子(娘)にする。
そのためにも、生活の場では、子どもを中心に置かない。いつも脇に置く。
食事の献立でも休日の過ごし方でも、親は親で、親中心の生活を組み立てればよい。
(3)子どもは使う……「子どもは使えば使うほどいい子になる」と心得る。
使えば使うほど、子どもは忍耐力を養い、生活力もそこから生まれる。
「子どもに楽をさせることが親の愛のあかし」というのも誤解。
使えば使うほど、他人の苦労もわかるようになり、その分だけ、子どもはやさしく思いやりのある子どもになる。
(4)ガツガツする子どもを嫌う人も多いが、本来子どもというのは、ガツガツしているもの。
またそれが子どものあるべき姿ということになる。
今この日本では、どこかナヨナヨし、従順で、満足げにおっとりしている子どもほど、「いい子」と見る風潮がある。しかしそういう子どもは、これからの世界で生き残ることはできない。
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情報・画像の出展:はやし浩司先生
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【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。