「頭をよくする方法」 はやし浩司先生の育児・教育指導
もう一五年ほど前のことだが、アメリカの「サイエンス」という雑誌に、こんな論文が載った。
「ガムをかむと頭がよくなる」と。
この世界ではもっとも権威ある雑誌である。
で、その話を母親たちの席で話すと、「では……」と言って、それを実行する人が何人か出た。
で、その結果だが、たとえばN君は、数年のうちに本当に頭がよくなってしまった。
I君もそうだった。
これらの子どもは、年中児のときからかみ始め、小学1、2年になるころには、はっきりとわかるほどその効果が表れてきた。
N君もI君も、幼稚園児のときは、ほとんど目立たない子どもだった。
どこかボーッとしていて、反応も鈍かった。が、小学2年生のころには、10人中、1,2番を争うほど、積極的な子どもになっていた。
で、それからもこの方法を、私は何10人(あるいはそれ以上)もの子どもに試してきたが、とくに次のような子どもに効果がある。
どこか知恵の発育が遅れがちで、ぼんやりしているタイプの子ども。
集中力がなく、とくに学習になると、ぼんやりとしてしまう子どもなど。
ガムをかむことによって、あごの運動が脳神経によい刺激を与えるらしい。
が、それだけではない。
この時期まだ昼寝グセが残っている子どもは多い。
子どもによっては、昼ごろになると、急速に集中力をなくしてしまい、ぼんやりとしてしまうことがある。
が、ガムをかむことによって、それをなおすことができる。
5,6歳になってもまだ昼寝グセが残っているようなら、一度ガムをかませてみるとよい。
なおガムといっても、菓子ガムは避ける。
また1つのガムを最低でも30分はかむように指導する。
とっかえひっかえガムをかむ子どもがいるが、今度は甘味料のとり過ぎを心配しなければならない。
息を大きく吸い込んだようなとき、大きなガムをのどにひっかけてしまうようなこともある。
走ったり、騒いでいるようなときにはガムをかませないなどの指導も大切である。
もちろんかんだガムは、紙に包んでゴミ箱に入れるというマナーも守らせるようにしたい。
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情報・画像の出展:はやし浩司先生
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【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。