船頭は一人

 

「船頭は一人」 はやし浩司先生の育児・教育指導

 はやし浩司先生そうでなくても難しいのが、子育て。

夫婦の心がバラバラで、どうして子育てができるのか。
その中でもタブー中のタブーが、互いの悪口。

ある母親は、娘(年長児)にいつもこう言っていた。

「お父さんの給料が少ないでしょう。だからお母さんは、苦労しているのよ」と。

あるいは「お父さんは学歴がなくて、会社でも相手にされないのよ。あなたはそうならないでね」と。母親としては娘を味方にしたいと思ってそう言うが、やがて娘の心は、母親から離れる。
離れるだけならまだしも、母親の指示に従わなくなる。


 この文を読んでいる人が母親なら、まず父親を立てる。
そして船頭役は父親にしてもらう。賢い母親ならそうする。

この文を読んでいる人が父親なら、まず母親を立てる。
そして船頭役は母親にしてもらう。つまり互いに高い次元に、相手を置く。

たとえば何か重要な決断を迫られたようなときには、「お父さんに聞いてからにしましょうね」(反対に「お母さんに聞いてからにしよう」)と言うなど。


仮に意見の対立があっても、子どもの前ではしない。
父、子どもに向かって、「テレビを見ながら、ご飯を食べてはダメだ」母「いいじゃあないの、テレビぐらい」と。こういう会話はまずい。

こういうケースでは、父親が言ったことに対して、母親はこう援護する。

「お父さんがそう言っているから、そうしなさい」と。
そして母親としての意見があるなら、子どものいないところで調整する。


子どもが学校の先生の悪口を言ったときも、そうだ。
「あなたたちが悪いからでしょう」と、まず子どもをたしなめる。

相づちを打ってもいけない。もし先生に問題があるなら、子どものいないところで、また子どもとは関係のない世界で、処理する。これは家庭教育の大原則。


 ある著名な教授がいる。
数10万部を超えるベストセラーもある。彼は自分の著書の中で、こう書いている。

「子どもには夫婦喧嘩を見せろ。意見の対立を教えるのに、よい機会だ」と。

しかし夫婦で哲学論争でもするならともかくも、夫婦喧嘩のような見苦しいものは、子どもに見せてはならない。夫婦喧嘩などというのは、たいていは見るに耐えないものばかり。


 子どもは親を見ながら、自分の夫婦像をつくる。
家庭像をつくる。さらに人間像までつくる。そういう意味で、もし親が子どもに見せるものがあるとするなら、夫婦が仲よく話しあう様であり、いたわりあう様である。

助けあい、喜びあい、なぐさめあう様である。
古いことを言うようだが、そういう「様」が、子どもの中に染み込んでいてはじめて、子どもは自分で、よい夫婦関係を築き、よい家庭をもつことができる。


欧米では、子どもを「よき家庭人」にすることを、家庭教育の最大の目標にしている。
その第一歩が、『夫婦は一枚岩』、ということになる。



はやし浩司先生の育児・幼児教育コーナー7
NO’145〜168
世間体は子育てを見苦しくする たくましさは緊急時にわかる
子どもは先手を取る ただより高いものはない
先生と話すときは、わが子は他人 未来を楽しみにさせる
先生とは距離を保つ 旅は歩く
先生泣かせの二人衆 恩を着せない
先生は年上の子ども 反面教師
友を責めるな、行為を責めよ 母親が一番保守的?
子どもの抵抗力 父親は母親がつくる
船頭は一人 知識はメッキ
子どもの一芸論 知能は胸に問え
残像症状 長男は外に出す
互いに別世界 直接話法より、間接話法

NO’1〜NO’24 NO’73〜NO’96 NO’145〜NO’168
NO’25〜NO’48 NO’97〜NO’120 NO’169〜NO’192
NO’49〜NO’72 NO’121〜NO’144 NO’193〜NO’216
NO’217〜NO’240 NO’241〜NO’264 NO’265〜NO’282
NO’283〜NO’292


情報・画像の出展:はやし浩司先生

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【はやし浩司先生のプロフィール】

はやし浩司先生1947年岐阜県生まれ。

金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。

独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。

現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。

●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。

うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。

「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。

●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。

●現在は、インターネットを中心に活動中。

メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、

電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。

「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。

(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)

過去の代表的な著書

子育て格言ママ100賢1子育て格言ママ100賢子育て格言ママ100賢子育てはじめの一歩

子どもの心・100の育て方目で見る漢方診断クレヨンしんちゃん 野原家の子育て論子育てストレスが子どもをつぶす

ドラえもーん・野比家の子育て論 子育て最前線のあなたへ受験に克つ子育て法ポケモン・カルト―あなたの子どもがあぶない!

・・・などなど30冊余り出版されています。

はやし浩司先生のHP・ブログ

はやし浩司のホームページ はやし浩司先生のメインサイトです。
子育て・幼児教育など、先生が実践されてきた内容が凝縮されています。
きっと先生の優れた教育感、人間味溢れる魅力をお分かりいただけると思います。
はやし浩司の書籍 先生が執筆をした過去の原稿をダウンロードして読めます。

読者の相談ページや進学問題、パパママの子育て診断ページもあります。

最前線の子育て論byはやし浩司(メルマガ版) メルマガ版「最前線の子育て論byはやし浩司」は2007年10月、
60000誌の中で、TOP-ONEに評価され、2008年のメルマガオブザイヤーを受賞しています。

先生の素晴らしい教育・子育て論を見てみて下さい。

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最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe−Blog) 最前線の育児論のブログです。
子育てや教育について様々な視点・角度で執筆されています。

主に先生の哲学者的な内容を見ることができます。
しかし、先生は博識ですね〜。
お孫様のかわいい画像と、日記、教育論を掲載しています。

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