
適切な幼児教育は後の人間形成において大変重要であると考えていますが注意していただきたいことがあります。
幼児教育は完璧な育児や教育を推奨するものではないということです。
・愛情が第一を忘れない
・他の子どもと比較をしない
・完璧主義にならない
・結果を期待しすぎない
・ゆったりとした心を持つ
子どもへの過剰な期待は親子共に大きなストレスになる危険性あります。
ゆったりと構え、少しくらい上手くいかなくても「まぁ、いっか。」に考えられることが幼児教育を続けられるポイントになります。
「結婚」について はやし浩司先生の子育て随筆
してはいけない結婚に、つぎのような結婚がある。たまたま今朝、ワイフと、そんな話が出たので、自分なりにまとめてみた。
(1)妊娠結婚(できちゃった婚)……妊娠したから結婚する。
(2)犠牲結婚……「私一人ががまんすれば……」と言って結婚する。
(3)同情結婚……「あの人は、一人では生きていかれないから」と、同情して結婚する。
(4)衝動結婚……「結婚でもしてみるか」と、いわば思いつきで結婚する。
(5)見栄結婚……派手な結婚式などをして、自分の力を誇示するために結婚する。
(6)代用結婚……好きな人を忘れるために結婚する。
(7)妥協結婚……「年齢も年齢だから……」と言って、結婚する。
(8)復讐結婚……好きだった男(女)に、復讐するために結婚する。
(9)穴埋め結婚……自分の心のすき間(孤独)をうめるために、結婚する。
(10)家督結婚……世継ぎ、跡取りを求めて結婚する。
(11)政略結婚……別の意図、目的があって、結婚する。
(12)マザコン結婚……母親の世話をするための家政婦として、妻を利用する。
こうした結婚を、一組の男女がするのは、その男女の勝手。うまくいかなければ、離婚すればよい。何も「結婚」とか、「離婚」とかいうワクに、とらわれることはない。
しかし問題は、その結果、子どもが生まれたばあい。こうした無責任な結婚姿勢は、そのまま子育てに反映される。そしてその影響は、確実に、子どもに現れる。
『子はかすがい』とは言うが、子どもがいてもいなくても、離婚する人は離婚する。しかし誤解してはいけないのは、離婚が、悪いのではない。離婚にいたる、家庭騒動が悪い。その騒動が子どもの心に、深刻な影響を与える。
そんなわけで、離婚するにしても、「明るく、さわやかに」!
結婚相手というのは、最初の印象で、決まるのではないか? その相手に、電撃的な衝撃を感ずる。その衝撃が、やがて結婚という形に発展する。映画『タイタニック』の中の、ジャックとローズが、そうだった。
あとはその衝撃を信じて、結婚すればよい……と書くのは、危険なことだが、結婚というのは、そういうもの。深く考えずに結婚するのも、また考えすぎて結婚するのも、よくない。
もっとも、ここにあげたような結婚をしたからといって、不幸になるというわけではない。多かれ少なかれ、ほとんどの人は、ここに書いたような結婚のうちの、どれかをしている。ジャックとローズが感じたような衝撃を覚えて、結婚する人は、マレ?
そういう意味では、結婚は、ゴールではなく、スタートにすぎない。いろいろな賢人が、結婚について書き残している。
あのソクラテスは、かなり不幸な結婚をしたらしい。『結婚すべきか、いなか。どちらにせよ、汝は、後悔することになろう』(卓談)と。ほかにも無数にある。『悪妻をもたば、汝、哲学者とならん』とも、どこかに、書いている。(自分は、哲学者なのに!)
●『よい結婚というものが、きわめて少ないことは、それがいかに貴重で、偉大なものであるかという証拠である』(モテーニュ「随想録」)
●『男は退屈から結婚する。女は、物好きから結婚する。そしてともに失望する』(ワイルド「何でもない女」)
●『三週間、たがいに研究しあい、三か月間愛しあい、三か年間喧嘩をし、三十年間がまんしあう。そして子どもたちがまた、同じことをし始める』(テーヌ「トマ・グランドルジェの生活と意見」)(以上、明治書院「世界名言辞典」より)
全体としてみると、否定的な意見のほうが多いのでは……。もともと結婚というのは、そういうものかもしれない。つまり、幻想をいだかないこと。
結婚する前は、たがいにしっかりと見つめあう。しかし結婚したら、たがいに遠くの前だけを見て、友として、いっしょに歩く。
……これが、夫婦を、長くつづけるためのコツではないか。
私たち夫婦も、喧嘩をするたびに、「離婚してやる」「別れましょう」と言いあっている。あまり偉そうなことは言えない。まあ、たがいに過大な期待はしないこと。「10年後も、20年後も、今のまま」と、そんなふうに、割り切って生きるのがよいのでは……。
【追記】
私たち夫婦も、周期的に夫婦喧嘩をしている。このところ周期はやや長くなったが、(倦怠期)→(不平不満期)→(忍従期)→(爆発期=夫婦喧嘩)→(冷却期)→(円満期)→(倦怠期)というサイクルを繰りかえしている。
おもしろいのは、そうしたサイクルが、ちゃんとあること。そしてそのときどきにおいて、「今は、倦怠期だな」「今は、円満期だな」とわかること。
そういう意味では、夫婦喧嘩というのは、いわば退屈しのぎのようなもの。夫婦も喧嘩をしなくなったら、おしまい。もともと結婚というのは、そういうもの?
●『幸福な結婚というのは、婚約のときから死ぬときまで、決して退屈しない、永い会話のようなもの』(モロア「幸福な結婚」)と。
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【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。