
適切な幼児教育は後の人間形成において大変重要であると考えていますが注意していただきたいことがあります。
幼児教育は完璧な育児や教育を推奨するものではないということです。
・愛情が第一を忘れない
・他の子どもと比較をしない
・完璧主義にならない
・結果を期待しすぎない
・ゆったりとした心を持つ
子どもへの過剰な期待は親子共に大きなストレスになる危険性あります。
ゆったりと構え、少しくらい上手くいかなくても「まぁ、いっか。」に考えられることが幼児教育を続けられるポイントになります。
「歌で覚える」について はやし浩司先生の子育て随筆
私の教室では、算数のポイントを、歌で覚えるようにしている。こうして作った、歌が、50番近くまである。その中のいくつかを、紹介する。
(1)(♪スチャラチャ、チャチャチャン、スチャラチャ、チャチャチャンの音頭のあと……)
イッ・キュウ
ニイ・ハチ
サン・ナナ
ヨン・ロク
ゴー・ゴー
ロク・ヨン
ナナ・サン
ハチ・ニ
キュ・イチ
(1−9,2−8,3−7……)と、(あわせて10の数)を、掛け算の九九のように暗記させてしまう。これは繰り上がりのある足し算、繰り下がりのある引き算では、必須の知識である。
(2)(♪スチャラチャ、チャチャチャン、スチャラチャ、チャチャチャンの音頭のあと……)
足し算、ワー(和)
引き算、サー(差)
掛け算、セキセキ(積)
割り算、ショー(商)
足し算の答を、「和」、引き算の答を、「差」という……ということを教えるときに使う。
(3)(♪スチャラチャ、チャチャチャン、スチャラチャ、チャチャチャンの音頭のあと……)
掛け算、割り算、先にやる、
かっこの中を、先にやる
計算の約束を教えるときに、この歌を教える。体をくねらせて踊るのがミソ。子どもたちは結構、楽しそうに踊ってくれる。
(4)(♪スチャラチャ、チャチャチャン、スチャラチャ、チャチャチャンの音頭のあと……)
0度、180度、90度
(パチンと手をたたいて)
ぐるっと回って、360度
分度器の勉強をするときに、この歌を歌う。「0度」「180度」「90度」……と言いながら、両手でそれを表現しながら、踊る。
(5)(♪スチャラチャ、チャチャチャン、スチャラチャ、チャチャチャンの音頭のあと……)
45.45、90度
30、60、90度
これは三角定規の角度を教えるときに使う歌。この歌を歌うときも、手と腕で、その形を表現しながら踊る。
こうしてこの34年間に、50番近い歌を作った。中には、すでに全国で歌われている歌もある。
学年が進むにつれて、子どもたちは歌わなくなる。そういうときは、「君たち、童心にかえって、歌いなさい!」と指示する。それでも歌わないときは、「お母さんのおっぱいを飲んでいる人は、歌わなくていい」などと、からかってやる。とたん、みな、元気に歌いだす。
何ごとも、楽しく学ぶのが一番。……ですね。
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【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。