
適切な幼児教育は後の人間形成において大変重要であると考えていますが注意していただきたいことがあります。
幼児教育は完璧な育児や教育を推奨するものではないということです。
・愛情が第一を忘れない
・他の子どもと比較をしない
・完璧主義にならない
・結果を期待しすぎない
・ゆったりとした心を持つ
子どもへの過剰な期待は親子共に大きなストレスになる危険性あります。
ゆったりと構え、少しくらい上手くいかなくても「まぁ、いっか。」に考えられることが幼児教育を続けられるポイントになります。
「愚劣な人々」について はやし浩司先生の子育て随筆
こうした知性とは、対照的な位置にいるのが、愚劣な人々である。こんなメールをくれた女性(埼玉県在住)がいた。
「私の息子は、地域のサッカークラブに入っています。そのクラブの、監督のマナーの悪さには、困っています」と。
その女性が言うには、その監督は、道路に痰を吐く、ゴミを捨てる、タバコの吸殻を捨てる、さらに身障者用の駐車場に、平気で車を止めるなどの行為をするという。「目にあまる行為が多すぎる」と。
その監督は、年齢は60歳くらいだという。
しかしこういうケースでは、その監督に、それを注意しても、意味はないということ。それは人間そのものがもつ、「質」のようなもの。まさに一事が万事。そうしたマナーの悪さは、生活のあらゆる場面におよぶ。
だから一部だけを見て、それを注意しても、意味はない。
私もときどき、そのタイプの人に出会う。先日も、そのタイプの人に、車で、送り迎えをしてもらった。
その人は、車内でタバコを吸っていたが、灰は、窓の外に捨てていた。また吸殻は、指先で丸めて小さくたあと、窓の外に、やはり捨てていた。
私が、気がつかないとでも思っていたのだろうか。しかしそういう行為は、目立つ。窓の外で、吸殻を指先で丸めている様子まで、腕の動きでわかった。
で、そういうとき、私は、そういう行為を無視する。注意する必要はない。また注意したところで、どうこうなる問題ではない。ただ、私のばあい、そういうレベルの低い人(失礼!)とは、それを最後に、できるだけ、つきあわないようにしている。
『バカなことをする人を、バカというのよ。(頭じゃないのよ)』(フォレスト・ガンプ)と。
こういう愚劣な人が無数に集まって、環境を悪くし、人間社会を破壊する。大切なことは、一人ひとりの人が、心して、良心の声に耳を傾けるということ。マナーを守ることも、その一つ。そういう力が集合され、大きくなったとき、人間がかかえるあらゆる問題は、自然に解決する。
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【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。