適切な幼児教育は後の人間形成において大変重要であると考えていますが注意していただきたいことがあります。
幼児教育は完璧な育児や教育を推奨するものではないということです。
・愛情が第一を忘れない
・他の子どもと比較をしない
・完璧主義にならない
・結果を期待しすぎない
・ゆったりとした心を持つ
子どもへの過剰な期待は親子共に大きなストレスになる危険性あります。
ゆったりと構え、少しくらい上手くいかなくても「まぁ、いっか。」に考えられることが幼児教育を続けられるポイントになります。
「Yさんからの相談」について はやし浩司先生の子育て随筆
A県に住んでいるYさんから、こんな相談があった。
「他人の言ったささいなことが気になります。そういうときどうすればいいですか。コツを話してほしい」(掲示板)と。
私も、もともと神経質で、感覚も繊細なところがあり、人の言ったことを、よく気にします。で、まず、私のばあいは、攻撃か、無視か、そのどちらかを選択します。こちらが逃げることができないときは、攻撃しかありません。「何で、そんなことを言うのか!」と、相手にぶつかっていきます。
しかし一定の距離をおける相手なら、無視します。
そのほか、相手をのむという方法もあります。だいたにおいて、その人の言ったことを気にするというのは、自分がその人と、同レベルであることを意味します。相手が自分よりはるかに「下」か、あるいは「上」のときは、気にしないもの。
そこで悶々とし始めたら、私のばあいは、文章を書くことで、相手を乗り越えるようにします。(ときどき、腹いせのようなエッセーを書くのは、そのためです。)
それでも気になったら、自分のうつ病(症)を、疑ってみます。実は、私は、そのうつ症で、よくあれこれ悩みます。
そこでこうしています。
まず、身辺をきれいにします。そういう人たちとのかかわりを、できるだけ少なくします。スキを与えないということでしょうか。『君子、あやうきに、近寄らず』です。
そのために、自分の中から、邪悪な性質を消すようにしています。たとえば他人の生活に干渉しない、他人の生活をのぞかない、他人の不幸を笑ったり、話題にしたりしないなど。
人間関係は、わずらわしいですね。本当にわずらわしい。だからその危険のある人とは、交際しないようにしています。イギリスの格言には、『二人の人には、いい顔はできない』というのがあります。
だから交際する人と、しない人を分けます。はっきり言えば、人も、ある年齢に達したら、交際する人を決めるということです。「だれとでも仲よく」という、八方美人的な交際をしていると、疲れるだけです。それに時間のムダになります。
あとは、自分の正直に生きます。かっこうづけたり、よい人ぶってはいけない。しかしこれはたいへんむずかしいことです。あなたの乳幼児期にまで、その「根」をほりさげてみなければ、ならないからです。
私もいつしか、仮面をかぶるようになってしまいました。人前では、よい人ぶるわけです。その仮面に気づいたのが、三〇歳のころ。そしてその仮面と戦って、やっと自分らしくなれたと感じたのは、四〇歳を過ぎてからです。
それくらいたいへんなことです。がんばってください。
また最近の私の傾向としては、口で言われたときは、それほど気になりませんが、文に書いて言われると、気になります。グーグルで「はやし浩司」を検索してみてください。中には、私のことを、口汚くののしっている連中がいます。
たいていは、どこかの宗教団体に属する人たちです。最初は、そういう批判が気になりましたが、しかし今は、完全に無視するという方法で、対処しています。相手にしてもしかたないでしょう。
で、そういう批判する人と戦うためには、その百倍、理論武装するしかありません。つまりかえって、私にとっては、よいバネになっているわけです。つまりこれも、そういう弱い自分と戦うための、一つの方法かもしれませんね。何かの参考になれば、うれしいです。
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【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。