
適切な幼児教育は後の人間形成において大変重要であると考えていますが注意していただきたいことがあります。
幼児教育は完璧な育児や教育を推奨するものではないということです。
・愛情が第一を忘れない
・他の子どもと比較をしない
・完璧主義にならない
・結果を期待しすぎない
・ゆったりとした心を持つ
子どもへの過剰な期待は親子共に大きなストレスになる危険性あります。
ゆったりと構え、少しくらい上手くいかなくても「まぁ、いっか。」に考えられることが幼児教育を続けられるポイントになります。
「文字という(個性)」について はやし浩司先生の子育て随筆
インターネットの時代になって、今まで経験しなかった現象が、私の心の中で起きつつある。文体の好き嫌いは、前からあったが、その文体そのものが、個性をもち始めたということ。文章として書いてあることではない。中身ではない。文体、である。
当然のことながら、相手が男性か、女性かによっても違うが、極端な言い方をすれば、文体にも、顔に似た個性があるということ。
文体を見て、相手を、好感をもつこともあれば、反対に、そうでないこともある。
そこで実験をしてみる。同じことを、いろいろな言い方で書いてみる。みなさんは、それぞれの文章を読んで、どのような印象をもつだろうか。その印象を、さぐってみてほしい。
【文体A】
今日は曇り。低い雲が、窓から見える。その向こうに、ぼんやりとした太陽の光。風はなく、音もない。遠くで、新築の家の工事。ときおり、コンコンと、コンクリートをたたくような音が聞こえてくる。ああ、たった今、バイクに乗った人が、家の前を通りすぎた。
【文体B】
今日は、曇りなんだ。知らなかったよ。窓をあけてみて、わかったよ。で、太陽もどこか元気なさそう。静かだしさ。あの家、まだ工事してるの? コンコンと、音が聞こえているよ。ブルルンって、今、バイクが通ったところ。
【文体C】
今日は、曇り空です。窓のカーテンをあけて、はじめて気がつきました。太陽は、低い雲に隠れて、鈍い光を放っています。静かな昼下がり。今も、あの家の工事はつづいているのでしょうか。忘れたころ、湿った空気を通して、コンコンと音が聞こえてきます。ああ、今、バイクの音が聞こえたところです。
【文体C】
今日は曇りで、カーテンをあけるまで、それに気づかなかったが、見ると、太陽がそこにあって、雲の向こうにぼんやりとした輪を作っていた。音はないし、どうも風ないようで、庭に木々の葉っぱも動きを止めているといった感じ。近くの家の工事がつづいていて、ときどきコンコンという音が聞こえてくるものの、どこか音も湿って、重たそう。
(文体A)が、私が、そのままの自然体で書いた文体。当然のことながら、自分の書いた文章が、一番、読みやすい。が、だからといって、同じような文体で文章を書く人が、好きというわけではない。
ただこういうことは言える。
インターネットでは、文章は、できるだけ短くするほうがよい。たとえば「私は今日は、ワイフは、テニスクラブへ行っているので、手伝う仕事もなく、こうして書斎で、原稿を書いています」ではなく、つぎのように書く。
「ワイフは、今日は、テニスに。私は手伝う家事もないので、書斎でひとり。こうして原稿を書く」と。
どういうわけか、インターネットだと、ダラダラとした長い文章は、読みにくい。印刷された本では、そういうことは、感じないのだが……。
また、一つの文章と、つぎの文章の間には、できるだけ空白(空行)をつくったほうがよい。
文章がぎっしりと詰まっていると、それだけで拒絶反応を起こしてしまう人もいる。
……というようなことで、文体にも、相性があることが最近、わかってきた。そしてその微妙な違いから、私のばあい、その人の個性を感ずるようになってきた。文章の中ではなく、文体に、だ。こうした経験は、インターネットをするようになって、はじめてした。
そう言えば、コオロギのメスは、オスのコオロギのヒゲの長さに、恋をするそうだ。何かの本で読んだ話なので、本当かウソか知らないが、ありえない話ではない。つまり、それとよく似ている?
同じように、インターネット時代になって、文体によって、その人の好みが決まるようになるかもしれない。「あなたの文体が好きです。『〜〜よ』という言い方が、セクシーです。恋をしました」とか、何とか。
まあ、そこまで進む前に、やがて、動画や音声つきのメールが当たり前になるだろうから、こうした現象は、一過性のものかもしれない。
しかし今の段階では、ありえる?
今朝も、パソコンを開くと、四〜五通のメールが入っていた。どの人も会ったこともないし、顔を知らない人ばかりだが、文章を読んでいるうちに、その向こうに個性を感じてしまった。そして「この人はすてきな人だな」とか、「ネチネチしていて、いやだな」とか。
多分、みなさんも、そうではないか。勝手にこう決めてかかってはいけないが、しかしそれほど、ここに書いたことは、まちがってはいないと思う。
さて、みなさんは、私の文体に、どのような印象をもっているだろうか? ジジ臭いのは、許してほしい。書けと言われれば、つぎのような文体でも書けなくはないが、どうも私の肌には、合わない。
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今日は、一日座ってたって、感じ。。。
というわけで、ずぅ〜っと、運動不足だし、そろそろって、考えてるわっけ。
散歩に行こうか、近くのドラグストアに行こうか、あるいはこのあたりを一周しようかって考えてるわけだけどぉ。。。
やっぱ、お金、使わないほうがよいかなぁって、私的には、そんな感じ。。。どうもムダ買いばかりしているしぃ〜???
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今じゃ、直木賞もこういう感じで書かないと受賞できない、らしい……。
【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。