
問題解決能力って?

問題解決能力は、勉強などの問題を解いていくことではありません。
日常生活やビジネスなど、様々な場面の中で素早く問題を発見し、その問題について最も良い解決策をたて、解決まで導く能力を言います。
ただ単に勉強ができる人や知能が高いというだけではこの能力があるとは限らず、反対に勉強ができていても問題解決能力が低い人も大勢います。
サバイバル能力が高い人は、問題解決能力が高い傾向にあります。
たとえ、学問や勉強が苦手な人でも、この問題解決能力が高い人は、様々な分野で活躍できているようです。
与えられたものをただコツコツこなしているだけでは、自ら「問題を発見」できる力がまず身に付きません。
同じ勉強をする場合も、やり方、考え方一つで問題解決能力を育てることができます。
◎問題解決能力に影響する主な力
※物事に対して一方的な決め付けによる見方ではなく、様々な方向や立場などから物事を考え、判断・捉えることができる能力。
※自らの思考や行動を客観的に把握・認知できる能力のことで、自分の考え方や行動にが正しく行われるかを把握する上で必要な能力。
※想定している結果がどういうプロセスによって得られるのかを、仮想・模擬的な実験や想像によって行う能力。
※そのままです。
※何かを判断した後、即時決断できる力。
問題を自ら発見する
「そこに問題がある」ことに気付き、問題の内容を理解し、解決に向けて判断・行動していくことが必要です。
どこに問題があるのかが分からなければ、問題を解決することはできません。
・・・問題があることに気付くことが必要。
問題を理解できなければ、何もできません。
・・・問題内容を理解し、どの部分に改善が必要なのかを判断することが必要。
行動できなければ、解決できません。
・・・問題を発見した時、素早く問題解決に向けて行動する力が必要。
問題を解決できるスキルがなければ、解決できません。
・・・問題を理解できても、解決できなければ無意味。
解決できるスキルが必要。
問題には(解決)ゴールがあります。
問題を解決(ゴール)まで導くには、明確な解決(ゴール)が分からなければいけません。
どのようなことで解決となるのか、問題を発見した際に、素早く正確に判断できることが重要です。
明確な解決(ゴール)が分からないまま、様々な対策案を立てていくことはできないのです。
学問・勉強をこなしているだけでは、こういった問題解決能力が育つとは言えませんが、体系的な考え方や論理的な考え方が必要な能力でもあるので、様々な勉強をこなすことは決して無駄ではありません。
気付く力、捉える力も、勉強によって大きく育てることができます。
まずは一度、ご自身やお子様の学習方法や学習スタイルを見直して見てください。
そこには重要な「問題」が眠っているかもしれいません。
その「問題」を発見した時、解決(ゴール)を素早く判断できるかどうか、解決策を講じて解決までたどり着けるのかをやってみましょう。
最も身近な問題解決練習になります。