
適切な幼児教育は後の
人間形成において大変重
要であると考えています
が注意していただきたい
ことがあります。
幼児教育は完璧な育児や
教育を推奨するものでは
ないということです。
・愛情が第一を忘れない
・他の子どもと比較をしない
・完璧主義にならない
・結果を期待しすぎない
・ゆったりとした心を持つ
子どもへの過剰な期待は
親子共に大きなストレス
になる可能性があります。
ゆったりと構え、少しくら
い上手くいかなくても
「まぁ、いっか。」
位に考えられることが幼
児教育を続けられるポイ
ントになります。
「ダメダメ攻撃がお子さんを潰す2」中島講師の幼児教育コラム
生き物を大切にするというのも実はかなり難しい問題です。
多くのお母様は「生き物を育てれば心の優しい子になる」と考えておられます。
しかし、本当は幼児期に昆虫や小動物と関わり遊びをする中で学ぶべきは「生と死」の問題です。
他の生き物を食べなければ生きられないという「動物」の事実。
人間がほんのちょっと力を込めればあっけなく失われる小動物の命のはかなさ・・。
大自然の中の生命の大きな連鎖、生きるとはきれいごとや感傷だけでは済まないという事実、ペットを猫可愛いがりするのとは質の違うもっと大きくて荘厳で厳しい命の現実を、子どもなりに漠然ととらえる事が肝心なのです。
特に男の子の場合には幼少期に昆虫やカエル・トカゲといった小動物を相手に、母親には話せないような少々残酷な遊び方を経験する事によって、人間として本当に大切な気付きを得ることも多いのです。
危ない事をしないというのは大切な事ですが、その「危ない」の基準がお母様の個人的判断になってしまうとどうでしょう。
幼児期、主な「危ない遊び」というのは「高いところに登る、高いところから飛び降りる、長い棒で遊ぶ」などと言ったところでしょうか。
ママ同士のおしゃべりに夢中にならず、お子さんの日々の遊びをきちんとみつめていれば「現在我が子はどの程度の高さまで安全に遊べる能力を身につけているか?」がわかるハズです。
我が子の発達を確認もせず「高いところは危ないからダメ」では伸びる能力も伸びません。
20〜30cmの小枝も最近のお母様はすぐに取り上げてしまいます。
長い棒を振り回してみたい・・・というのも人間の(特に男の子の)自然な欲求です。
幼児が木の枝を振り回す、そんな年頃のうちにその欲求を満たしてやるのが良いのです。
ダメ!と禁止するよりも、長い棒を扱う時の諸注意やルールを話し合って。子どもから目を離さずに。万が一の危険にはすぐに助けてやれる距離で。
そうやって「適切な棒の扱い方」に習熟する方がどれだけ良い事でしょう。
もしくは新聞紙などを丸めて安全な棒を作ってやるのも良いでしょう。
幼児期にチャンバラ遊びを充分にした子どもは大きくなってからわざわざチャンバラをしよう・・とは思わなくなります。
しかし、幼児期に「ダメ!」と禁止されて抑圧された欲求は心の奥深くでくすぶり続けるものなのです。
そして男の子の腕力が母親を超える12歳以降、棒の適切な扱いを学んでこなかった子が何かのキッカケで突然木刀や棒きれを振り回したら・・・?
体も力も大人並みに育っています。自分や他人にケガを負わせた場合、今度はもう幼児のスリ傷程度ではすみません。
しかし、そのような子ども時代に必要な遊びのほとんどがお母様の「ダメ!」で奪われています!
公園で子どもを遊ばせていますと大勢の「B君ママ予備軍」のお母様に出会います。
特に多く聞こえてくるのが「走っちゃダメ!」という言葉。
どうして走っちゃダメなんだろう・・・?と不思議に思って様子を見ておりますと
「走っちゃダメ! 走ったらダメよ。転ぶから・・・」
「ほらぁ、転んだでしょう。 だから走ったらダメだと言っているのに・・・」
どうやら走っちゃダメの理由は「転ぶから」のようです。
しかし小さい子どもがどれだけ全力で走ろうともスピードなどたかがしれています。
その子どものスピードで何かにぶつかったとしても大きいケガなんかしません。
転んでも子どもの体型は頭が大きく体が小さく重心が低い位置にありますし、骨や関節も柔らかいですから大人のように大ケガしたりしないのです。
たくさん走って転んだり、転びそうになって踏みとどまったりする経験を積み重ねて、バランス感覚も育つし、歩く・走る・跳ぶという運動に必要な神経回路も育つし、転ぶ時には反射によって手をついて受け身を取る・・・という「安全を守る為の身体機能」が成熟していきます。
幼児期にたっぷり走ってたっぷり転ぶ経験をしていないから、成長してから転ぶと大きなケガをするのです。
小学生の運動能力の低下は体育のカリキュラムが問題なのではなく幼児期に必要な運動量が満たされていないからだと強く感じるのです。
小学校で永久歯の前歯を折ってしまう・・・という事故が多発していますが、その状況として多いのが「掃除中の雑巾がけ」です。
ごく普通に掃除をして、ごく普通に雑巾かけをしているだけなのに前につんのめって前歯を床に強く打ってしまうのです。
また廊下で転びかけてそのままドアや壁に顔からぶつかってしまった、というケースも多いです。
これらは30年前ならケガに繋がるようなシチュエーションではありませんでした。
幼児期に当たり前に「転ぶ経験」をしておけば、反射的に手が先に出て顔を守るハズなのに・・・。
どの子も0歳10ヶ月検診では「パラシュート反応」を確認しているハズなのに・・。
0歳時に備わっていた能力は、まっとうに子どもが子どもらしい道筋を歩んで育っていれば失われるわけはないのです。
せっかく持って生まれた重要な防御本能を「走っちゃダメ!」の禁止文句で失ってしまうなんて恐ろしいことです。
この話は実際の「走る・転ぶ」事例のみならず、子どもの成長における比喩としても深い意味を含んでいるような気がします。
B君ママ予備軍のお母様はお子さんを守ろう・守ろう・という考えが最優先にきやすいようです。
ですから転ばぬ先の杖で「走らせない」
ケガをしないように・・・痛い思いをしないように・・・嫌な思いをしないように・・・
ツライめに合わないように・・・
しかし目先の「守ろう」が結果的にはお子さんの能力を大きく削ぐ事になっています。
お子さんの健やかな自然な成長を阻んでいます。
昔から言われてきたように 可愛い子には旅をさせよ です。
走っていいんです。跳んでいいんです。
転んでいいんです。スリ傷・キリ傷こしらえていいんです。
友達との衝突から、心の痛みも悲しみも嬉しさも優しさも思いやりも学ぶのです。
長い棒の話と同じです。
対人関係も幼児期に充分に必要なトラブルを経験しないから、中学生以降に大きな力で深い傷を作り合ってしまうのです。
あなたは1日のうちに「いいよ」と「ダメ!」どちらの言葉を口にする回数の方が多いでしょうか?
A君とB君、お子様をどちらに育てたいか、
どうぞ目先の「守りたい」だけでお子さんの成長を制限せずに、その失敗からこそ得られる学びへと目を向けてあげて下さい。
もっとも子どもが転ぶのは、そもそも最初からそれは「失敗」ではないのです。
お子さんが上手く出来るようになるまでの経過の1シーンに過ぎないのです。
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情報・画像の出展:T.O.E.ベビーパーク
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横浜市都筑区の乳幼児教室で、講師は親身で多角的視野からのアドバイスに定評があり、全国に根強いファンを持つカリスマ教育ママ。 本当に親身になって相談にのってくれる大変素晴らしい方です。 ※管理人の声 所在地 神奈川県横浜市都筑区中川中央1−31−1 モザイクモール港北 4F 「ファンタイム・スタジオ」 |
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