知能と心は両立しない?

 
 

適切な幼児教育は後の
人間形成において大変重
要であると考えています
が注意していただきたい
ことがあります。
幼児教育は完璧な育児や
教育を推奨するものでは
ないということです。


 ・愛情が第一を忘れない
 ・他の子どもと比較をしない
 ・完璧主義にならない
 ・結果を期待しすぎない
 ・ゆったりとした心を持つ
 子どもへの過剰な期待は
 親子共に大きなストレス
 になる可能性があります。
 ゆったりと構え、少しくら
 い上手くいかなくても
 「まぁ、いっか。」
 位に考えられることが幼
 児教育を続けられるポイ
 ントになります。 

知能と心は両立しない?」中島講師の幼児教育コラム

 「子どものうちは心と体を育てたいからのびのびさせます」
このようにおっしゃる方が実に多いのですが、私はいつも不思議に思ったものです。
だって

知能を育てたら、心と体は育たないのですか?

頭が良い子は心が冷たい子なのですか?
勉強の出来る子は、運動は出来ないのですか?

それはずいぶん勝手な偏見か思い込みではありませんか?

私は20年間、教育現場の最前線に携わってきましたが、総じてよく勉強の出来る子というものは運動もよく出来る事が多かったです。自分の事も一人でよく出来るし友達や集団全体の事にも目が行き届き、みんなの為に人一倍よく働く・・・

そんな子ども達がほとんどでした。
そして「試験の点数」ばかりを気にして、生活のすべてを「お勉強」に費やしているような(もっともそういうお子さんは「学校」の授業中にはふざけたり、遊んだり、昼寝したり・・・という過ごし方をしがちでした)ご家庭のお子さんは不思議な事ですが、学校でも塾でも成績はトップクラスではない事が多かったです。

成績が悪くはありませんでしたし、親子共に「自分は(我が子は)勉強がよく出来る」と思っておられるようでしたが、実際にはトップグループの次点辺りに位置する子が多くみられました。

仮に前者をA君、後者をB君としましょう。
A君もB君も共に一生懸命勉強しているにも関わらず、どうしてこのような差が生じてしまうのか?
いえ、むしろ「1日に机に向かう時間」はB君の方が遙かに多いのです。
A君はスポーツもするし、友達と泥だらけになって遊ぶし、お手伝いもよくするのです。

答えはA君とB君の知能の差です。
A君は知能が豊かに育っているので、学校の学習内容も僅かな説明ですぐに理解出来るのです。
それはA君の知識が様々な自分自身の体験や経験、達成感やまたは数多くの失敗に裏付けられたものだからです。新しい知識が既習の経験とすぐに結びつき深い理解になるのです。

B君のご家庭は「目先の試験の点数」と「学力」を同一視するという過ちを犯しているので
B君はテストでそこそこ好成績は取れるものの真の意味での「知力・知能・学力」は育っていないのです。

お母様は教科学習以外の事は懇切丁寧に世話を焼きます。
B君の部屋の掃除も食事の配膳・後片付けもすべてお母様がやってあげます。

友達との些細なトラブルはすべてお母様が表にたって解決してしまうのでB君は「友達と関わって、少しでも不快な思いをすればすべてママに言いつければいい」という習慣がつきます。

B君の生活スキル、対人関係スキルは幼稚園児レベルのまま、体だけは成長していきます。
教科書の丸暗記や計算式解法のパターン暗記訓練には時間をかけているので、テストではそこそこ高得点を出しますが、その学習単元の要点を本当に理解しているわけではないので学習が高度になるほど、だんだんつまづく事が増えてきます。

B君は可哀相ですが知能が豊かに育っていないのです。脳内の神経ネットワークの連結が乏しいのです。
ですから他者の立場になって相手の心を思いやる事も下手です。
自分という枠を超えた抽象的な想像が出来ないのです。(国語の読解力も簡単な文章のうちは良いですが一定レベル以上の作品になると急速に落ちてきます)

暗記の習慣は出来ていても思考の習慣が身についていないのです。
未体験のトラブルを自力で解決する力が非常に弱いです。

しかしB君がこのように育ってしまった事で誰がB君を責めることが出来るでしょう・・・
そしてB君のご両親も、本当はB君の為に良かれ・・・と一生懸命だったにすぎないのです。
不幸なのは「知能教育と心の教育と体の教育」はそれぞれが別のものである、という誤った認識や思い込みが一般的に広まってしまっていることなのです。

知能とは学校のペーパーテストの点数で測れるものではありません。
知能とは人間の知的行動を支えるすべてのベースとなる能力です。

知能が高いからこそ、相手の気持ちを「想像」して、思いやりのある優しい行動が取れるのです。
知能が高いからこそ、目の前の辛さを我慢してその先にある大きな喜びまで努力を続ける事が出来るのです。
(だから知能の高い子はスポーツや楽器も平均以上に上手になる子が多いのです)

知能が高ければ、心の優しさや強さを育むことも容易になります。
ですから知能と心の豊かさは反比例するものではなく正比例で育っていくものなのです。

どちらかが上がればどちらかが下がるというシーソーゲームではなく、知能と心は共にバランス良く回る車の両輪なのです。

難しい漢字が読める、高度な計算が出来る、数カ国語を話せる・・・と言った
目先の「知的スキル」の出来・不出来に左右されず、
お子さんの本当の「知能」を豊かに育てる事を重要視して頂きたい、
と思うのです。

続きはこちら→ダメダメ攻撃がお子さんを潰す


 


                      

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