適切な幼児教育は後の
人間形成において大変重
要であると考えています
が注意していただきたい
ことがあります。
幼児教育は完璧な育児や
教育を推奨するものでは
ないということです。
・愛情が第一を忘れない
・他の子どもと比較をしない
・完璧主義にならない
・結果を期待しすぎない
・ゆったりとした心を持つ
子どもへの過剰な期待は
親子共に大きなストレス
になる可能性があります。
ゆったりと構え、少しくら
い上手くいかなくても
「まぁ、いっか。」
位に考えられることが幼
児教育を続けられるポイ
ントになります。
3 具体的操作の段階 T.O.E.メソッド理論編
この段階辺りまで来ますともうあまり「幼児教育」という領域ではなくなってきますが、
心がけたいのは前段階同様に「どうしてわからないの!」と思わないように・・・という点です。
脱中心化の時期を迎え、論理的思考が出来るようになってきて簡単な法則性は理解可能なのですが、それにはまだ具体物の操作を必要とする時期なのです。
具体物を使ってよく理解出来ていた事柄が、ペーパーテストや口頭での質問になると途端にわからなくなってしまう事もよくあるのですが、どうか「どうしてさっき出来た事がわからないの!」とは思わないで下さい。
ましてや決して小言などは言わないであげて下さい。
小学校受験などにはこの能力を要求される課題が出る学校も多くあります。
それは悪い事ではないのですが、ただ「希望校合格」の為だけに、お子さん自身がまだ自己中心性の段階を超えていないにも関わらず、同類の問題を数多くこなすパターン認識による丸暗記で、本当には理解出来ていない問題を親子共々「もう簡単に出来る」と思ってしまう、という事例だけは懸念します。
脱中心化は一つの事柄に執着するよりも様々な生活体験を豊富に経験する事で自然に行われます。
そうやって複雑で豊かなシナプス回路が形成されていきます。
一つの設問にこだわって、何度も同じ問題ばかりに(親が)固執する事のないように心がけてあげて下さい。
4 形式的操作の段階
この段階のお子さんは思考レベルの上ではもう大人と遜色ありません。
子ども扱いせず、あくまで一人の人間対人間だと思ってお子さんの意志を尊重する会話を心がけましょう。
意志を尊重するというのは何も言いなりになったり、言うとおりにさせる事ではありません。
対等な人間として真剣に議論し、譲れない部分はきちんと論理的に説得しましょう。
いかがでしたでしょうか。
2歳以上のお子さんをお持ちの方には、なるほど!と思い当たる部分もありましたでしょうか。
0歳代のお子さんの親御さんは、まだピンとこないところもありましたでしょうが、これからお子さんは「このようなみちすじで旅を続けていくのか」とイメージを描いてみて下さい。
次ページ→11・月齢の目安が比較と不安を生む
1・脳とシナプスの成長 | 2・脳とシナプスの成長2 | 3・臨界期(クリティカル・ピリオド) |
4・臨界期(クリティカル・ピリオド)2 | 5・潜在意識と顕在意識 | 6・ヒトという生物が歩む正しいみちすじ |
7・各発達段階で心がけたい事と気をつけたい事 | 8・転動的推理(前概念的推理) | 9・直観的思考 |
10・具体的操作の段階 | 11・月齢の目安が比較と不安を生む | 12・夜泣き |
13・夜泣き2 |
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