夜泣き

 

適切な幼児教育は後の
人間形成において大変重
要であると考えています
が注意していただきたい
ことがあります。
幼児教育は完璧な育児や
教育を推奨するものでは
ないということです。


 ・愛情が第一を忘れない
 ・他の子どもと比較をしない
 ・完璧主義にならない
 ・結果を期待しすぎない
 ・ゆったりとした心を持つ
 子どもへの過剰な期待は
 親子共に大きなストレス
 になる可能性があります。
 ゆったりと構え、少しくら
 い上手くいかなくても
 「まぁ、いっか。」
 位に考えられることが幼
 児教育を続けられるポイ
 ントになります。 

夜泣き   T.O.E.メソッド理論編



これまで乳幼児の育つ自然なみちすじとして脳の系統進化発達(ドーマン)と知能の系統発生的発達(ピアジェ)をご紹介してきましたが、他にも身体的な発達面の部分に自然界の大法則を当てはめて考える事が出来ます。

自然法則を無視する事によって常態化してしまっている問題の一つに夜泣きがあります。
夜泣きというものは本来、2〜3歳頃まで母乳で育てて、泣いたら乳首さえ含ませてやれば8割は収まるだろうと思います。

一体どうして1歳頃に離乳完了などというのがここまで一般的になってしまったのか、その論拠の理解に苦しむのですが、とにかくまだおっぱいを飲ませている人は、夜中に泣いたらまずおっぱいを含ませてみて下さい。

哺乳動物は、哺乳の間に母親が示す行動を通して、子には敵味方の区別、採食可能な食物、社会的オリエンテーションなどが「刷り込まれる」と考えられます。

これは、遺伝子に書き込まれていない情報が、脳の回路形成というかたちで母から子へ継承されることを意味しており、哺乳類の環境適応に大きな役割を果たしています。ですからそれぞれの動物種には固有の哺乳期間が存在します。

固有の哺乳を保証するためには、哺乳中に次の妊娠を起こらなくすることが必要で、実際全ての動物には、吸乳刺激が中枢神経に作用して排卵に必要なホルモンの分泌を抑制する仕組みが備わっています。

つまり、先に生まれた子が育って、母親が次の子の哺育に専念できる頃を見計らって離乳が行われ、排卵とそれに引き続いて次の妊娠が始まるのです。

 この哺乳の仕組みが、生物としてのヒトと、現在の社会的生活を営む「人間」の間では大変違ってしまっています。
人間に極めて近いチンパンジー、ゴリラの分娩間隔は4〜5年で、カラハリ砂漠でいまも狩猟採取生活をしている、クン族のそれも4年であるという調査結果があります。

ヒトの分娩間隔が4年ということは、これから妊娠期間を引いた3年強が、ヒトの生理的な哺乳期間であることを意味しています。さらに、ヒトの生理的哺乳は、昼夜を分かたず1時間に3回程度極めて頻回に行われていたようです。
実際に、現在ヒトにもっとも近い動物であるチンパンジーやオランウータン、ゴリラはやはりいずれも3年強の授乳期間を持ちます。

生物としての本質的な進化が生じるには50万年から500万年という時間のサイクルを必要とします。いくら文明が進んだとしても農耕・牧畜という大きな変化が起こったのは約1万年前。その程度の人類の文明史の中で生物としての本質的な変化が生じるとは思えません。
ですから人間の赤ちゃんは本来、少なくとも2〜3歳頃まではおっぱいを飲んでいるのが、生物学上はもっとも自然なのです。

ここで夜泣きの問題が出てきます。
現在でもどの哺乳動物にも共通する事ですが、乳飲み子にとって睡眠中に母親とはぐれることは即 死を意味します。お母さんが子ども達を抱いたままエサ場からエサ場へ、または危険な場所から安全な場所を求めて移動している事もあるのですから。
ですから赤ちゃんは眠っている間、母親にしがみつき乳首に吸い付きます。

0歳の赤ちゃんを寝かしつける時、抱っこしていればすやすや眠って、ベッドに置いた途端に火がついたように泣く・・・という経験はすでに皆様なさっておられるでしょう。
抱っこで寝かしつけている時、赤ちゃんの手を観察出来る機会があったら見て下さい。夫婦で互いに確認してみると良いでしょう。赤ちゃんの片手は抱っこしてくれているパパかママの衣服近くで待機し、優しく抱っこしている間は力が入っていませんが、「下におろそう」という下降の感覚を脳が少しでも察知するとギューッと親の衣服を掴むものです。
これは睡眠中に親からはぐれないように!という、命を守る為の大変強い本能なのです。

では赤ちゃんの生命維持本能を刺激せず、泣かせずに赤ちゃんをベッドに置くにはどうすれば良いでしょう?
まずは「下降」の感覚を取り除く事です。それには最初から添い寝で寝かしつけるのが一番なのです。

抱っこから頑張ってベッドに降ろしたい時は少しずつ、少しずつ、下降感覚を与えないように、赤ちゃんが息を吐くタイミングに合わせて少しずつ降ろしていくと良いでしょう。
「ベビーベッド」の存在がますます赤ちゃんをヒトの発達から切り離していきました。
ベビーベッドの「高さ」は、親が育児の世話をしやすいように設定された高さであって、決して赤ちゃんの発達・成長を考えたものではありません。
本当は日本古来のように床に布団で寝るのが赤ちゃんの能力を伸ばすには最適でしょう。

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1・脳とシナプスの成長 2・脳とシナプスの成長2 3・臨界期(クリティカル・ピリオド)
4・臨界期(クリティカル・ピリオド)2 5・潜在意識と顕在意識 6・ヒトという生物が歩む正しいみちすじ
7・各発達段階で心がけたい事と気をつけたい事 8・転動的推理(前概念的推理) 9・直観的思考
10・具体的操作の段階 11・月齢の目安が比較と不安を生む 12・夜泣き
13・夜泣き2


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T.O.E.ベビーパーク

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所在地
横浜市都筑区中川中央1-34-9 YSビル2F


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当サイトではT.O.E.ベビーパーク様のご厚意により許可を得て転載させていただいております。

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