幼児の学習

 

幼児の学習を考える

学習準備をはじめよう

学習準備、はじめていますか?

「幼児期から勉強なんて必要ありません。」
「うちの子は伸び伸び育てているので、勉強は小学校に入ってからで十分です。」
「頭でっかちの人間にはさせたくありません。こんな小さいうちから勉強なんて反対に勉強嫌いになります。」

各ご家庭の学習や勉強の方針は本当に様々なので、幼児期からの学習・勉強は不要とお考えの方もとても多くおられるかと思います。

当サイトでも知育重視の考え方ではなく、総合的な教育を推奨しています。

ですが、現代社会の中での評価基準が学習成績を重要視している現実から目を逸らすことはできません。

知育のみに終始した教育はまず控えるべきですが、幼児期から今後の知的成長や、より良い学習スタイルを考慮した準備を考えていく必要があると思っています。

学習・勉強をする姿勢について

何かを学ぶという姿勢を幼児期から身に付けておくことはとても大切です。

「ちゃんと先生の話を聞きましょう。」

と言っても、ただ耳で聞いているだけ・聞こえているだけでは意味がありません。
聞いたことをしっかりと頭と心で受け止めることが大切です。

学ぶ姿勢というのは、この「話を聞く・話がきちんと聞ける」ということが基本です。
これは「しつけ・躾」の基本でもあります。

「話を聞く姿勢」ができていない子どもの多くは、「しつけ・躾」教育をあまり受けておらず、年齢に相応した常識を身に付けていない場合があります。

幼児のしつけ
しつけの重要性について

もし、この年齢に相応した常識を身に付けていないまま小学校へ上がった時、少しの時間ですら椅子にも座っていられない・授業中にふらふらする・先生の話を聞くことができない・など、学習以前の問題が起こってしまいます。

こういった子どもがクラスに複数いると、小1問題(小1プロブレム)という目も当てられない問題に発展することもあります。

食事の時間にですら、じっと座っていられない子ども達を大変多くみかけるようになっていますので、幼児期にあまりに自由にさせすぎることには抵抗を感じます。


幼児に「勉強をさせる」必要はありませんが、「楽しく学習できるようにする」ことは考えていった方が良いと思っています。

・学習とは、読んで字のごとく、「習い、学ぶこと」「習い、身に付けること」となります。
・勉強とは、強いて勉めると書く通り 、「つらい経験を通して学ぶもの」という意味を持っています。

幼児に勉強させることは無理を強いることにも繋がりますので、勉強嫌いになってしまう可能性があります。
やはり幼児期には、勉強の土台となる学習準備が必要だと考えています。

小学生になったからといって、学習準備もせずにいきなり「勉強をしなさい」と言っても正直無理なことと言えるでしょう。

また、すでに自分と、自分の周りの人たちとを比較できる力も十分にあるので、もし周りの人たちと比較して、自分は「頭が悪い」と感じてしまう場合は、学習・勉強に最も必要とも言える「やる気」が出にくくなってしまいます。

幼児期に学習準備を考えておきましょう。

幼児は、論理的な思考よりも前に感情的な思考が強く働きます。

・「嫌なこと」に対しては、拒否反応を示します。
・「楽しいこと」に対しては、やる気を出し、夢中になります。

特に男の子は、言い方は悪いですが「単純」であり、素直なので、この感情的な思考を上手く利用してあげることが良い結果に結びつくと思います。

もし、「学習が楽しい」という感情が芽生えたのなら、学習・勉強に対しての大きな壁がなくなり、とてもスムーズに小学校の学習・勉強へと進むことができるようになるので、大変良い傾向です。

「学習が楽しい」とまでいかなくても、学習に対して抵抗がない状態にしておくことが大切です。
※幼児に無理強いは厳禁です。


また、根拠もなくうちの子は大丈夫と思っている親御様も多くいるようです。

「小学校1年生くらいの簡単な学習内容なら、学校でしっかり習ってくれば、うちの子なら簡単にできるだろう」と潜在的に考えている方が多くいます。

しかし実際は思っているほど勉強ができない・または全然理解できていないなど、親御様のお子様に対しての評価とは全く異なる場合があります。
「なんでこんな簡単な問題もできないの?」と頭をかかえてしまうケースも大変多いと聞きます。

全く学習準備をせずに小学校へ上がった子どもと、しっかりと準備をしてきた子ども達との差は歴然です。

「やる気」を失い、躓きの原因ともなりかねません。

「勉強をさせる」必要はありませんが、「楽しく学習できるように」考えましょう。

ただ、お子様は一人一人個性があり、皆一様ではありませんので親御様がお子様に合わせたやり方で「楽しく学習できる」方法を見つけましょう。


子ども達の学習スタイルが大きく変化する可能性

勉強って? 勉強する意味 学習に大切なマインドセット
社会人こそ勉強が必要 問題解決能力 やる気を出す
将来の選択肢 学習準備


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