適切な幼児教育は後の
人間形成において大変重
要であると考えています
が注意していただきたい
ことがあります。
幼児教育は完璧な育児や
教育を推奨するものでは
ないということです。
・愛情が第一を忘れない
・他の子どもと比較をしない
・完璧主義にならない
・結果を期待しすぎない
・ゆったりとした心を持つ
子どもへの過剰な期待は
親子共に大きなストレス
になる可能性があります。
ゆったりと構え、少しくら
い上手くいかなくても
「まぁ、いっか。」
位に考えられることが幼
児教育を続けられるポイ
ントになります。
「数遊び」について 吉村講師(どんぐり先生)
幼児がプリントの計算、
しかもいくつも上の学年の問題に取り組む話もこのごろではめずらしくありませんね。
どんぐりひろばは、学習の場なので、それ自体にノーを言うつもりはありません。
実際にプリント教材も用意しています。
ですが、遊びの中でいろんな物を数えましたか?同じようにとか、自分が損しないように、と分けることを体験しましたか?どっちが多いと兄弟やお友達とけんかしましたか?
もし、十分だったら、そしてその上でのプリント学習ならたいしたものだと思います。
でも、そんなことしているより、大事なのは毎日のプリントよ、と思われたら、残念だなあと思います。
どんぐりひろばのブログでは「発達の連続性」(不定期連載中の項目です)を謳っています。
ブログの中では
1・発泡スチロールの卵を本物のつもりでそ〜っと触る遊び、
2・卵を持って歌いながら部屋の中を歩く遊び、
3・袋から卵パックへ、卵パックから袋へと移し替える遊び、
までを今のところ紹介しています。
これだけでも、「自分のはみんなと同じ数」かどうか、子ども達は意識して見ています。
実はこの卵を使った教材の学習ははこれでおしまいではありません。
この卵を使う時期は、数の学習に「具体物」を必要とする時期なのです。
たかが卵とはいえ、プリントに劣らない学習内容となっています。
しかも、終わった時は「あ〜疲れた」ではなく「あ〜面白かった」と全員が言います。
さらに、ここに「卵パック」があることがこの教材の特徴で、小学生の学習にまでつながるように工夫していますので、今後のブログもお見逃しなくご覧くださいね。
また、「野菜畑を考える〜取れたて野菜が素晴らしい教材です1、2、3〜」では、やはり「具体物」として、台所や食卓に必ずある「野菜」を取り上げました。普段のだんらんやお手伝いの中でたくさん子ども達に触れてほしいからこんなお話をしました。
十分な生活体験に裏打ちされた「数」の体験は、頭だけでなく全身にしみ込みます。
時間がたっぷりある幼児期にこういう体験をたくさんさせてくださいね。
手で触った感触、野菜のにおい、友達とのやり取り、そして、数感覚。
身に着くものはプリント以上です。
この時期を十分楽しんでいるとみたら、「具体物」だけでなく「半具体物」を取り入れます。
教室ではオリジナルの「タイル」や「ドッツ」を使います。
クラスや個人の理解に応じて、教材をその時どきで変えていきます。
「数字」についての理解を求めるのはこの後です。
でも、子ども達は「数字知ってる〜」と始めから得意気だったりするので、「うた」として小さいうちから馴染んでもらっています。
ただし、唱えられるのと理解するのとは違います。
よく幼児で九九を言える子がいるのと同じです。
それはそれで構わないので、大人が勘違いしないことが必要ですね。
情報・画像の出展:どんぐりひろば