挨拶(あいさつ)ができる子は良い子に育つ

 

挨拶(あいさつ)ができる子は良い子に育つ

挨拶のある明るい家庭に。
挨拶は世界中の人びとが行っています。
日本では礼儀の一環としても挨拶は大切に考えられていますが、他人と心を通わせようとする第一歩として挨拶はとても大切です。

現代社会では、他人との関係が希薄になっており、例え隣人やすぐ近くに住んでいる人にも挨拶しないことが普通(特に都心部)になってきています。

親子や友達などへの挨拶(「おはよう」、「おやすみなさい」、「いただきます」などの当たり前の挨拶)すらも少なくなってきているように感じます。


人との関わりの中で、第一印象(ファーストインプレッション)は見た目だけではなく、挨拶も大きな影響を持ちます。

挨拶をしてくれる人と、挨拶をしてくれない人、どちらが印象が良いでしょうか?

明らかに挨拶をしてくれる人の方が好印象のはずです。

反対に、挨拶をしてくれない(しない)人とは基本的に関わりを持とうとは思わないでしょう。

人との関わりの中で第一印象が大きな意味を持つということをよく表している一例と言えます。

当たり前にできるはずのことも軽視される昨今、この「挨拶」の重要性を子ども達にも伝えていく必要があると思いませんか?


挨拶を毎日きちんと行っている子どもは、他人との関係を上手くできる基礎力が育ちます。
まず、第一印象が良く、相手の心に入りやすくなりますので、人との関わりがスムーズにできる力が自然に育ちます。

反対に、毎日の挨拶ができないでいると、人との関わりの第一歩である第一印象を良くする基礎力が育ちにくくなりますので、人との関わりを苦手とする子どもになってしまいかねません。

挨拶は相手とのコミュニケーションの「きっかけ」を作るとても大切なものです。
この「きっかけ」を上手(自然)にできるようになることが、人とのコミュニケーションをとる力を大きく育てると言っても過言ではないでしょう。


挨拶は家庭内できちんと習慣となってできていないと、通常は外に出ても挨拶はなかなか難しいものだと思います。
家庭内で挨拶の習慣を作ってあげられてないのに、外では「きちんと挨拶しなさい!」と言っても、効果は薄いといえます。


もし、お子様が他所の人と会っても挨拶ができていないのであれば、まずは家庭内での挨拶が習慣となっているか考えてみましょう。

挨拶ができないからといって子どもに無理強いは禁物です。
無理強いをしてしまうと、子どもはますます頑なに拒否をし、挨拶をすることに対して嫌悪感を持ってしまうかもしれません。

子どもに対して強制的に教え込もうとすることは、逆効果であることがほとんどです。

まずは親がお手本となり、子どもへ毎日の挨拶を心がけることが重要です。

「おはよう」「おやすみなさい」「いただきます」「ただいま」「おかえり」など

この当たり前のことが家庭内では大切です。
子どもは親の姿や、親とのコミュニケーションから色々なことを学んでいきます。

子は親の鏡と言います。

親から子どもに、挨拶をすることがまずは第一歩です。

「おはよう」「おやすみなさい」「ただいま」「おかえり」

お互いの顔を見て挨拶できるようにしましょう。

挨拶が苦手な子どもは、挨拶をしても、挨拶してもらえないという不安(小さな恐怖)を持っていますので、少しづつ自信がもてるように考えてあげなければいけません。


家庭内で挨拶がきちんと習慣になっていると、他人との挨拶の大切さを教えることも大変スムーズにできます。

たかが挨拶と考えないでください。

挨拶は心を育てる非常に大切なものなのです。

挨拶ができる子はきっと良い子に育つと思います。